クイズの効果

勉強してもすぐに忘れてしまう、という悩みはありませんでしょうか。

私がおすすめするその打開策は「クイズ」です。

もちろん完全に忘れなくなるわけではありませんが、印象に残って脳に定着しやすくなると思います。

■ クイズの実例

私が中学時代に通っていた(近所で評判の)英語の個人塾では、授業中ひたすらクイズを出題されました。
例えばこんな感じ。

先生「はい、おーにし君、英語で言ってみて。
   ”ケンはテニスが好きです”」
 私「Ken likes tennis.」
先生「”私は野球をします”」
 私「I play baseball.」
先生「”彼女は勉強をしません”」
 私「She doesn’t study.」
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この調子でひたすら同じような問題の1000本ノック状態が続くんです。
当時は普通に受けていただけでしたが、今思えばこのように単純なクイズ問題にたくさん答えることは、習ったことを頭に定着させるのにとても有効だったと思います。
実際、その塾に通うことで英語の成績が飛躍的に伸びました。

小学生がやる漢字ドリルや計算ドリルもそうですよね。
簡単なクイズにたくさん答える作業によって、漢字や計算方法を脳に定着させています。
もしもドリルをやらずに漢字や計算方法を先生が黒板に書くだけで終わっていたら、ほとんど身につかなかったと思います。


■ 社会人はどうすれば?

一方、社会人が趣味で勉強する場合、そのような簡単なクイズを出題される機会になかなか恵まれないのではないでしょうか。

物理学でいうと演習書はありますが、1問1答風に簡単に答えられるクイズのようなものは少ないと思います。
それだと社会人には時間的な制約もあってなかなか手が回らないかもしれません。
あるいは解答の行間が広すぎて理解できないケースもあります。

こんなとき、例えば「エルミート行列の対角成分はどんな数?」というようなクイズを繰り返したくさん出されると、嫌でも覚えると思うんです(ちなみに答えは「実数」)。
そんな授業や問題集があったらいいなぁ。

なければ作ればいい!ということで、「勉強しながら自分用にクイズを作る」というのもいいかもしれません。


■ 講義をする側の場合

もしこれを読まれている方が講義をする側の方(大学のゼミの当番なども)なら、講義にクイズを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
私が主催しているセミナーや勉強会で、配布資料を穴埋め式にしたり、冒頭に紹介した英語塾のような1問1答式の確認クイズを口頭で出題したりしてみたところ、なかなか好評でした。

ご参考までに、先日お亡くなりになった板倉聖宣先生(Wikipedia「板倉聖宣」)の「仮説実験授業」は気楽に受けられるクイズ体験をふんだんに盛り込んだ授業だと思います。
仮説実験授業を紙面で体験するには、個人的にはサイエンスシアターシリーズがおすすめです。



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